【PR記事 2009.08.26 秋田県大館市】
「開けゆく北東北のシンボル」は現在でも健在。大館で威容を誇るホテルクラウンパレス秋北。
昭和48年。地方の小都市に突如出現した、夢のホテル。平成の現在では、シティホテルと言えば「複合施設」であることが当たり前。
しかし、遥か30年以上も前に、東北の人口10万人にも満たない小都市に、バスターミナルやボーリング場などを兼ね備えた、本格的な「複合施設」が誕生していたことを知る人は少ないだろう。
秋北ホテル(現在の
ホテルクラウンパレス秋北)がそれだ。
地上12階という高さは、開業当時は県内最高層だったという。最上階にはレストランがあり、地元の人にとってもここでの食事はある意味「夢の世界」だった。
ホテル激戦区で揺るぎない地位。資本が変わっても地域一番店。
実はこの大館というところ、これまでにも何度か訪れたことがあるのだが、大手資本・地元資本を問わず、ホテルに関しては激戦区と言っていい場所であろう。
とくに地元系では1泊3,000円台というところもあり、人口規模に比してホテルの選択肢は広い。
そんな中、ここホテルクラウンパレス秋北は、運営主体が開業当時の地元バス会社から全国規模のホテル運営会社に変った現在でも、恐らくは「地域一番店」というポジションに変化は無いようだ。
場所は中心市街地・市役所のほぼ正面という立地。現地を訪れると、高い建物がそれほど多くないこの街では、30年以上経った今日でも、威容を誇っていることが分かる。
1階のバスターミナルは「現役」。常にランドマークであり続ける場所。ホテルの1階部分には比較的立派な造りのバスターミナルがあり、高速バスや市内外を結ぶ路線バスがひっきりなしに出入りする。中心市街地から離れた場所にあるJR大館駅よりも、さながらこちらの方が街の表玄関といった印象だ。
店舗については、これまでに様々なテナントが出入りした様子だが、どの店もエキナカならぬバスタナカといった雰囲気だ。ここに初めて宿泊したのは20年ほど前になるが、その当時は確か、スーパーやパチンコ店などが入居していた。地方都市で、ランドマークの地位をこれだけ不動に保持し続けているホテルには、いまだかつてお目にかかったことがない。
客室の「劣化」は否めないが。。。シングル7,000円は妥当か。さて、肝心の客室だが、そもそもの造りが古いこともあり、改装により大幅なリニューアルが実施されている。しかし、「最新鋭」の他ホテルに比べれば、水まわりの部分などについては、正直言って「劣化」は否めない。
シングルは1泊7,000円が基準で、日によっては5,500円といった部屋もある。全国チェーンのビジネスホテルや、地元資本の他のホテルに比べたらやや高めではあるが、「シティホテル」のスタイルを崩していないことを考えると、まずまず妥当?な価格設定だとは思った。
バンドの生演奏が想い出深かった「展望レストラン」。このホテルには過去に2度ほど宿泊したが、いずれも印象に残ったのは客室ではなく、12階の展望レストランだった。
メニューには意外にも定食屋?チックなものもあり、この種のレストランにしては庶民的な空気だったように思う。記憶が確かなら、「ナイトスターズ?」というバンドによる生演奏などもあった。彼らは今でも現役なのだろうか?
なお朝食会場は、かつては12階の展望レストランではなく11階のラウンジ風?のレストランだったが、現在では12階の展望レストランになっている。
このホテルにだけは、「想い入れ」だけで泊まりたい。地方都市での宿泊と言えば、今や、ルートインや東横イン、スーパーホテルといった合理的で廉価、しかもそこそこクオリティが高い宿泊特化型ホテルで、というのが主流であろう。
しかし、殆ど初めての一人旅で、当時16歳だった自分の脳裏に「夢のホテル」として深く刻まれたこのホテルだけは、宿泊料金という合理的な判断基準ではなく、「想い入れ」だけで泊まりたい。ここは地元の人にとっても「夢の世界」であったし、自分ような「通りすがり」の旅人にとっても、やはり「夢のホテル」であり続けてほしいから。
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